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立位での肩の動作チェック

前回は、当院で行っている立位での歪みチェックを紹介しました。

今回は、立位での動作チェックを紹介します。

患者さんの後ろから、患者さんの肩甲骨と鎖骨を軽く押さえさせてもらった状態でもう片方の手で患者さんの肘辺りを持ち脱力状態で上げさせてもらいます。この時に、耳の横まで上がれば問題ないですが、途中で引っかかったり止まったり痛みが出るようであれば問題ありとして次の検査をします。

次の検査としては、患者さんの前に台を置いて右足を載せてもらい先程のように手を上げてもらいます。次に右足と左足を入れ替えて同じように検査を行います。右足を上げた時に、問題なく肩が上がった場合は右の骨盤から右足が関与していると考えることができます。左足の時であれば、左の骨盤から下が関与していると考えることができます。

立位で上がりにくく、右足でも、左足でも上がりにくい場合は肩そのものの問題であったりそれ以外の部分に問題があると判断し、また別の検査をしていきます。前から見させてもらい、手の甲の見え方の左右差なども確認しておきます。

足を台の上にのせるだけではなく、首を右に向けて検査したり、左に向けて検査したりして首の関与も探ります。